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help リーダーに追加 RSS 【テレビラジオ】「ちょっと変だぞ 日本の自然」視聴レポート(07.08.17)

<<   作成日時 : 2007/08/19 00:02   >>

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NHK総合「ちょっと変だぞ 日本の自然 大発生スペシャル」に、
デーモン小暮閣下が出演されました。
その前に、ご自分のお屋敷のカブトムシの大発生は(以下自粛)

出演者は、司会は恵俊彰さん。
コメンテーターとして、眞鍋かをりさん、閣下(シンフォニアの赤黒、金色炎冠)

この番組、去年も放送されました。
(その時のレポはこちらhttp://but-again.at.webry.info/200608/article_17.html
夏休みの子供向けにわかりやすく環境問題を紹介する番組、と思えばいいと思います。
なお、以下の文章で、四角で囲まれた部分はVTRの部分。
トークなどは簡潔に略して書く場合が多々あります。
ご了承くださいませ。



現在、環境問題に伴い様々な動物が大量発生している、というオープニングのVTRの後。
かわいい自然の絵のクロマキー。
画面左から眞鍋さん、恵さん、閣下。恵さんの簡単な挨拶のあと、スタート。

恵 「眞鍋さん。『大発生』と聞いてどんな事を思い浮かべますか」
眞鍋「ちょっと前だとエチゼンクラゲとか。漁業の方が被害を受けたりとか」
恵 「閣下は」と振って、何か答えようとした閣下に更に「え〜、地獄界ではなく」と、
何故かいきなりハードルを上げる司会者。「えっ(焦)ん・・・」となる悪魔。
閣下「だいはっせい・・・大発声!!」と強引に切り抜ける悪魔。
恵 「随分楽しそうなオープニングですけど、笑ってられませんよ」(ご自分が振ったのにっ)



【大阪で大発生した生物とは?】
大阪市南部の長居公園。物凄い鳴き声のクマゼミ。一本の木にびっしりいる。
長居公園だけで10万匹もいるので子供たちはクマゼミ捕り放題。
元々大阪市内にはアブラゼミが多かったが、1980年頃を境にクマゼミが大発生している。
このような事は西日本で多く起きている。
大発生の理由は熱く乾燥した都会の環境がクマゼミの生態に向いているから。
大阪ではこの30年で気温が1度、湿度が5%上がっている。
ケヤキやサクラの木を好むクマゼミ。その木を植えたのは人間。

クマゼミによる光ファイバーケーブル切断の被害が900件以上出ている。
クマセミがケーブルを刺してそこに卵を産むのが原因。
クマゼミの被害は現在東へと広がっている。

出演陣にレポーターの有坂来瞳さんが加わる。
全員子供の頃は、クマゼミは珍しく捕まえると自慢だった、と話し。
閣下「またあのクマゼミの声が『しゅわしゅわしゅわしゅわ・・・』暑さを助長するんだよ」
眞鍋「イライラしてくるんですよね」
閣下「しゅわしゅわしゅわしゅわ・・・」
眞鍋「上手いですね」
閣下「ちょっと、セミはね」(このお方はゴジラとウルトラマンとキリヤマ隊長も上手いです)

ケーブルと木の枝を見比べてみる。
硬そうなケーブルなのに、ブスブス穴が開いている。
ここに産み付けられた卵は孵らない。その意味ではかわいそう。
恵「VTRでも言ってましたけど、間違えて産んでる訳ですから。どっちが悪いんでしょうね」
閣下「間違えるような物をその辺に置いておく人間が悪いんだ」(御意)
現在電話会社は、卵を産みづらいケーブルと交換中だと。



【海でも意外な大発生】
レポーターの宍戸開さん登場。アワビ、伊勢海老、ウニのどれが大発生しているかクイズ。
恵 「全部大発生して欲しいですね。眞鍋さんはどれだと思いますか」
眞鍋「私はアワビが好きですね」
恵 「好き嫌いは聞いていません」
閣下「なんか、しそうな感じなのはね・・・ウニかなぁ・・・」

宮城県の泊浜という漁港。今はウニが旬。しかし大発生して問題になっている。
海底を覗くとウニだらけ。だれも捕らないので増えている。
捕ったばかりのウニを開いてみると、変な茶色。身も少ない。食べても美味しくない。
漁師さんによると、昔は売り物になるウニが多かったが、最近のは売り物にならない。
カメラで海底を見ると、岩場にウニがいっぱいいるだけ。

25年前はアラメという大型の海草がいっぱい生えていた。今は殆ど生えていない。
海草が多い所を『海中林』と呼び、いろんな生物の生まれる場所。
昔はウニもアラメを食べて育つので美味しいウニが捕れたが、今はダメ。
『海中林』から海草がなくなることを『磯焼け』と言う。
磯焼けの原因は様々だが、海水温の上昇もひとつ。三陸沖では1度上がっている。
海水温が上がると芽が出たてのアラメが育たないから。
海底の岩にはサンゴモ類というコケのような物がびっしり生えている。
サンゴモ類はウニの成長を助ける成分を出しているので大発生する。
アラメはウニを減らす成分が出るので、アラメが生えていると、ちょうどいいウニの数になる。
ウニの大発生は生態系が崩れている事を表している。

スタジオに「おいしいウニ」と「磯焼けした所のウニ」を持ってきて当てましょうクイズ。
眞鍋さんと閣下の前に2種類のウニが置かれる。
運んできたアシスタントの女性に、閣下「こう置けって言われた?」と邪推する、
悪魔でもあくまでもおいしいウニを選びたい悪魔。
でも眞鍋さんに「どうぞ。レディーファースト」と優しい悪魔。
閣下の前にあったウニを選ぶ眞鍋さん。
ウニを開けて見ると、閣下の方がおいしいウニ。眞鍋さんのは茶色くてドロドロ。
閣下「(眞鍋さんに)自分で選んだんだぞ」と悪魔声で本性を現す悪魔。

磯焼けしたドロドロのウニを食べる事になった眞鍋さん。
が、閣下「旨いのはいつも食ってるから、これ食べてみる」と庶民を敵に回す発言の悪魔。
恵「やな悪魔ですねー」閣下「いや、言葉のあやでさ(汗)」
閣下曰く、ウニの香りはするけど、ウニではない、と。
眞鍋さんは逆に閣下のおいしいウニを試食。身がしまっている、と嬉しそう。
(結局おいしいウニを眞鍋さんに譲ってあげた閣下は優しい)
(でも「閣下は優しい」とか書くと閣下が「悪魔は優しくなんかない」とか言いそうなので訂正)



国立環境研究所参与の西岡秀三先生が登場(去年も出演されてました)
先生曰く、この百年で世界の平均水温が0.5度上がっている。
日本の周りでは1度以上上がっていて異常。ほんの1度でも、大発生が起きる。

【ビビる大木コーナー:その1】
(別スタジオから『ビビるキャスター』がニュース風に大発生を紹介するコーナー)

大木「こんばんみー」と挨拶の後、何故かビビる大木が大発生。
(↑「くだらないグダグダ笑い」がツボの私。大ツボに入りまくりで爆笑)

オーストラリアでは、ラクダが百万頭いる。
運搬などに飼っていたのが野生化し大発生。
水不足で死んでしまったり、餌を求めて人家を襲ったりもしている。

西岡先生の解説。
温暖化が続くと、河川の水量が減り砂漠化が進む。日本では豪雨が続く。
温暖化で極端な現象が増えていっている。



【マガン急増の異変!】
北海道の宮島沼。大量の渡り鳥がいる(ヒッチコックの『鳥』状態)
鳥の名前はマガン。5万羽いる。本州で越冬しシベリアで繁殖するのだが、
宮島沼はその中継地点。1980年代に急速に数が増えた。
マガンは家族の結びつきが強い鳥。一度つがいになると一生添い遂げる。
餌は「落ちもみ」という田んぼに残った稲。一日に130グラム食べる。
130グラム×5万羽=一日約6.5トン。
宮島沼には2週間いるので、6.5トン×2週間=91トンの落ちもみが必要(お茶碗120万杯分)
餌が足らないので小麦畑などにも進出し、農業被害が出始めている。
温暖化のせいで越冬地が北上している。繁殖地の雪解けが早い(つまり温かい)と、
生まれる卵の数が増える。宮島沼のマガンの数が増えているのはそのせいではないか

スタジオに実物大のマガンの模型。翼を広げると150cmくらい。体重2〜3キロ。
地元の人は、共存は望んでいるが、大発生するのも問題としている。



【ビビる大木コーナー:その2】
ズレる兄弟(ズレる大木・ズレる小木)が登場。
(↑これまた私の変なツボに入って爆笑)
エゾエンゴサクという花。タネが出来ないまま枯れる事が多くなった。
受粉を手助けするマルハナバチという昆虫が少なくなった為。
暖冬で雪解けが2週間ほど早まり、エゾエンゴサクの開花も2週間早くなった。
しかし、マルハナバチは例年通りに活動をはじめ、そのズレにより受粉できなかった。

秋田県駒ケ岳では、イヌワシが生息している。餌は野うさぎ。
野うさぎの捕獲量が少なかった年のヒナは死んでしまった。餌不足が原因。
イヌワシは上空から草原にいる野うさぎを捕獲する。
暖冬で草木が草原に茂っていると野うさぎを見つけられなくなったからでは。

閣下「風が吹けば桶屋が儲かるって、こういう事を言うんだ」
西岡「ひとつ繋がりがおかしくなると、全体がおかしくなるんですね」
西岡氏によると、このまま温暖化が進むと、全生物の40%が絶滅の危機に晒される。
大発生することが結局「大絶滅」に繋がる。



【恐るべきアリ大発生】
山口県岩国市。住宅街でアルゼンチンアリが大発生。
1.5kmほど全体が「アリの巣」状態になっているという。人間の生活に支障が出ている。
最初は外国からの荷物にくっついてきたのが始まり。
1軒の家で、アルゼンチンアリと日本のアリとで縄張り争いの実験をしてみる。
日本のアリの巣の側に砂糖水を置くと、日本のアリがたかりアルゼンチンアリを撃退。
が、その後大量のアルゼンチンアリが日本のアリの巣を襲撃。巣も砂糖水もやられてしまう。
このようにアルゼンチンアリは勢力を広げている。
動きが早く、大集団で生息しており、住宅地の舗装などの人工的な環境は、
アルゼンチンアリには住みやすい環境と言える。

眞鍋「(アルゼンチンアリは)足速かったですねー」
恵 「実にしたたかでしたね」
閣下「作戦もね。相手の手薄の所を狙って」

日本のアリはスミレなどの種を運び、クロシジミという幼虫と共生している。
このような日本のアリの共生は700種類もある。
日本のアリが絶滅するとその共生のバランスも崩れる。
アルゼンチンアリは、気温の高い所を好むので、温暖化がこのまま進むと、
さらにアルゼンチンアリによる被害が増えると思われる。



【ビビる大木コーナー:その3】
フードマイルとは、商品を生産地から運んできた距離。
イギリスのスーパーには、値札に何マイルかかったか表示されている。
距離が短い商品の方が、運搬に使うエネルギーが少なくて済むためエコロジー。

ドイツでは、クリマノイトラール(二酸化炭素ゼロ、の意)というシールが貼られた
電化製品が売られている。
牛の糞から発生するメタンガスは、二酸化炭素よりも温室効果が高い。
それを処理する費用の一部を家電メーカーが負担することにより、
テレビを見ることにより発生する二酸化炭素よりも、処理するメタンガスの方を多くし、
結果的に環境にいい事にしよう、というシステム。

オーストラリアでは、白熱灯を使わず蛍光灯に切り替える事を勧めている
(欧米では白熱灯が主流。白熱灯の方が電気を多く使う)

大木「デーモン小暮閣下。日本で取り入れて頂けそうなアイデア、ありましたか」

閣下「白熱灯なんかは皆にドンドン言えば簡単に出来る」
眞鍋「(フードマイルは)運ぶ距離が長いとその分化石燃料(石油など)を使うから、
   近くの物を買いましょう、ということなんですよね」
西岡氏曰く『地産地消』。その地域で生まれた物をその地域で消費しようという考え。
朝採りの物を食べられるわけで、その意味でも悪い話ではない。
恵「地産地消も温暖化対策のひとつになるんですね」
閣下「外部からの昆虫が混ざってくるというような心配もないわけですね」
西岡氏曰く、そういった大勢の人が参加できる仕組みづくりが大切。

大発生は大絶滅の警鐘である、と恵さんがまとめて終了。



内容的には子供向けの楽しく判りやすい内容だったのですが。
大人でも考えさせられる事も多く、クリマノイトラールなどは初耳だったので勉強になりました。
(ネットで検索したけど日本語サイトではヒットせず、ドイツ語とかイタリア語ばっかり)
温暖化や環境問題は、いろんな側面から知り、いろんな側面から工夫をしないといけない。
いろんな警鐘を生き物たちが鳴らしているのだ、と感じた番組でした。

あと、ぜっんぜん関係ない話なんだけど、大阪VTRに出てきた「長居公園」
私が生まれてから小学校2年まで過ごした町のすぐ側です。
ってか、しょっちゅうあんな風に遊んでました。なつかし。でも今はセミだらけ(泣)
私が子供の頃の長居公園に戻って欲しいな。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
クマゼミに関しては、実際にデーターを見てみると、
増えているというデーターがなかったりします。
番組的にはその方が面白いのでしょうが、
ちゃんとした報道をしてもらいたいものです。

米蝉ナール

http://outdoor.geocities.jp/kawasemisou/index.html
N_Y
URL
2007/11/30 07:28
初めまして。
駄文にお付き合い頂き有難う御座います。

貴サイトを拝見致しました。細かくクマゼミについて研究をされているのがよく伝わりました。
同時に、この番組におけるデータへの疑問・NHKに対する質問の姿勢も理解できました。
ただいち視聴者としては、このような番組を見た方が、自然破壊やエコロジー活動に目を向けるきっかけになるのならば、結果としてこの番組の存在意義もあるのではないかと考えます。
いずれにせよ、報道する側、研究する側、視聴者が、真摯な姿勢で今の自然や環境に対峙するべきなのでしょうね。
ロイミ
2007/11/30 18:26

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