【THE OUTER MISSION】

所謂「オシャレ路線」の典型であり。
とうとう悪魔たち、宇宙まで行っちゃいました。

サウンドプロデューサーに、
レベッカの土橋安騎夫氏を迎え、
シンセサイザーの音なども、
前作の「BIG TIME」よりもさらに多用するようになり。
デビュー当時「ゴリゴリのヘヴィメタル」だったのが、
サウンド的に一気に「カッコいい」「オシャレ」になり。

しかも、テーマは「宇宙」
おぉ。地球征服と言っていたのに、もう大気圏外へ。
漆黒の闇の中でキラキラ輝きながら、
遥かな旅に旅立っていく悪魔たち、という
独特の美しさと力強さが表現されており。


当時の私は、ゴリゴリのメタルも良いけど、
こういうのはやっぱカッコいいよなー、と、
大いに気に入って聞きまくっていました。

とはいえ、ゴリゴリのメタルが聞きたくて
信者をやっていた人には不評だったようで。
でも、タイトルが「THE OUTER MISSION(布教の外側)」だし。
本悪魔(本人)達がそう言ってるんだし。
もう、仕方ないというかそういう物だということで。

私の場合、初教典が「地獄より愛をこめて」(第三教典)で、
その後に「悪魔が来たりて」(第一)「CENTURY」(第二)を購入。
その直後に「BIG TIME」(第四)を購入。
「OUTER MISSION」(第五)への
過渡期・端境期に信者になったといえるんでしょう。

なので「ゴリゴリ路線」と「オシャレ路線」の
どちらの良さも受け入れやすい環境だったのかも知れず。
らっきー。(そういう問題ではないような気も)


土橋氏がプロデュースしているのが影響しているからか、
シンセの音を多用しつつ、でも重厚感のある音に仕上っており。
ハードロックばかりかと思いきや、
「WINNER!」では事実上初のメジャーコード進行、
「LOVE FLIGHT」はスイングっぽくって、
「RATSBANE」ではジャズとロックの融合、
でも「害獣達の墓場」ではズドーンと重たいロックになり、
「不思議な第三惑星」では・・・
とにかく飽きさせない、バラエティに富んだラインナップ。

オシャレで重厚でカッコよくってちょっぴり茶目っ気もあって。
幅広い世代や環境の人に
受け入れられやすい教典だと思うのです。
とはいえ、決して大衆迎合な仕上りでもなく、
深いことを歌い上げている曲も多く。


普通に、人に勧めたい教典の一つです。
それでも興味を持たない人には、
「どばっさん(土橋さん)がプロデューサーだよ」
「NOKKOも参加してるよ」
と、餌をちらつかせて・・・
私より上の世代でないと、食いつかない餌かしら。

この記事へのコメント

梟の目
2006年08月01日 23:04
私には物足りなさが残るアルバムですが、
「害獣達の墓場」だけは別格ですね。
それだけに『ひとでなし』のコメントはへこみました。
ちなみに『LIVE!BLACKMASS IN LONDON』のバージョンも好きですね。
2006年08月02日 18:45
この教典でガラッと雰囲気が変わりますからね。
物足りなく感じるのもわかる気がします。
「害獣達の墓場」は私も同感。「名曲だろうが」と突っ込みそうに。
「IN LONDON」はどの曲も迫力があっていいですね。
迫力といえば、RXの「BEST OF RX vocal selection」のブレンダ・ヴォーンの歌う「LOVE FLIGHT」は迫力があって好きです。閣下には申し訳ないけど原曲越えしてます(汗)

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