【ライブレポ】邦楽維新Collaboration・守禮の巻(07.02.11~12)

邦楽維新Collaboration・守禮の巻に行って来ました。
10,11,12日の三日間公演だったのですが、
私は11日と12日の二日間見ました。
今回私は「青山本場所」初体験。
とにかく、盛り上がって楽しかったです。


「邦楽維新Collaborationって何?」と思われた方用に。
邦楽啓発プロジェクトとして尺八奏者の三橋貴風さんのプロデュースの下、
デーモン小暮閣下が2000年から始めたライブ。
毎回いろんな邦楽家の方やバンドを演奏陣として迎え、
朗読劇や邦楽と洋楽のセッションありの内容盛りだくさん。
今回の守禮の巻で20弾。
内容は第一部が閣下の朗読劇、第二部が邦楽・洋楽のセッション。

「邦楽・・・なんか堅苦しいな」
と思われるかもしれませんが、とんでもないです。
Collaborationするのは、楽器・音楽だけではなく。
笑いもあれば(かなりある)、朗読劇にしんみりもし、音楽でノリノリになり。
いろんな物が交じり合い、堪能でき。
さらに青山円形劇場という丸い会場で、
ステージと客席が一体になって、新たな芸術を創造する・・・
って、書いてもわかんないですね(汗)
百聞は一見にしかず。是非一度、ご覧あれ。

今回の出演者は、
デーモン小暮閣下:朗読・歌唱・お笑い(←勝手に足しました)
三橋貴風:尺八、お笑い(←今回から勝手に足します)
名嘉常安:三線(沖縄の三味線)
松田弘三:太鼓(沖縄の太鼓)
黒船バンド:松崎雄一(編曲・key)雷電湯沢(ds)、石川俊介(b)

今回は邦楽とともに、沖縄音楽とのCollaborationでもあり。
暖冬とはいえまだ肌寒い東京が、青山だけ南国情緒に。
さらに、朗読劇の内容は・・・もっと南に。



開演前、会場には閣下の新アルバム「GIRLS'ROCK」の元曲が流れ。
その後「GEISHA FUJIYAMA SAMURAI」(「未来が過去を愛するとき」に収録)
をBGMに、閣下が開演前の前説。楽器の紹介など笑いを交えながら。

まず、名嘉さんの三線独奏。そして三橋さんの尺八独奏(だ、題名が思い出せない・・・)
広い海と青い空を思わせるようなゆったりとした曲に、一気に沖縄の雰囲気に。
そして、お二人のセッションと共に、「GIRLS'ROCKのスイカ衣装」の閣下が登場し。
(扇子を鳥の羽に見立てて羽ばたく閣下)

その後、第一部の朗読劇。
今回の内容は「ラーマヤナ」。インドの長編抒情詩です。
(物語の概要は「ラーマヤナ」で検索するといろいろ出てきます)
私は高校時代、ギリシャ神話、北欧神話などにハマり、
インド神話もちょっと齧ったので、この物語の名前だけは知ってましたが、
ストーリーは今回初めて知る事に。
切なく、でも人間味もある不思議なストーリーで、
男と女の悲しい恋物語と思っていただければよいかと。

閣下の熱演に、一気にその世界観に引き込まれました。
登場人物の名前が、インドということでちょっと覚えにくいのですが、
そこはさすが閣下です。
劇場の壁に相関図を映し出すという、
前代未聞の演出をされ(初見で爆笑した私)
実際、主要な登場人物は数人なので、
それ程難しくは感じませんでした。

で、その朗読劇の合間にも、閣下の爆笑ネタ(?)が織り込まれ。
尺八、三線、太鼓の音の演出もあり。
これが、インドのお話なのに合うんですね。独特の異国情緒。

約45分の内容だったのですが。
そもそもラーマヤナは長文抒情詩。
それを70分の一の長さに縮めたのだそうで。
閣下「機会があったら、原作を読んでくれたまえ」
・・・えーっと、ゲーテの「ファウスト」で挫折した私には無理だと思います。



15分ほどの休憩を挟んで、第二部。

「GIRLS'ROCK」の「TATTOO」のイントロが流れ、まずは黒船バンドが登場。
ちなみに、その登場の仕方は、
  ・松崎様:口パクで歌いながら(11日)ノリノリの様子で(12日)
  ・雷電湯沢:黒のアフロヘアで(11日)黒と黄のアフロヘアでお茶を啜りながら(12日)
  ・石川俊介:サングラスをしてカッコつけながら(11日)
        ビニール製のピンクのギターを床に叩きつけながら(12日)

その後、三橋さん、名嘉さんも登場し、TATOOを演奏。
閣下はシンフォニアの赤黒&シャチホコ烏帽子で登場。
CD版もいいですが、生で聴くと更に迫力たっぷりで素晴らしかったです。

その後、閣下は退席。演奏陣で「沖に沈む」という、
沖縄のロックバンドの「むらさき(表記法不明)」の曲を演奏。
静かで雄大なイメージの曲で、素敵。
でもなんか聞き覚えのある音のイメージだな・・・あ、RXの「信天翁」だ!
そうそう、このふわっとしたベースの音が似てる・・・と思ってよく見ると、
石川さんの茶色のベース、フレットレスベースだ!!よくわかったなあ、私(←バカ)
でも、こればっかりは自分で自分の耳を褒めてあげたい。
(フレットレスベースについては、こちらの私の過去記事をご覧ください。
http://but-again.at.webry.info/200611/article_16.html

その後、沖縄の曲(だ、題名が・・・)を2曲ほど。
いわゆる沖縄のチャンカチャンカ、という楽しいノリの曲で会場は盛り上がり。
で、この曲では登場予定の無い閣下が、12日には舞台の右袖・左袖から出てきて、
歌いだし踊りだす始末。その度に盛り上がる会場。
演奏中に閣下が舞台裏を走り回っているのかと思うと、
「ありがとうございます&お疲れ様です」という感じで。

さらに「マイラブ(沖縄マイラブ)」という曲。
英語のバラード。閣下はリビングレジェンドの白&白羽冠で登場。
これもまた素敵な曲で、じんわりと。

と、思っていたら次はなんと「風雪流れ旅」
閣下がサブちゃん!!それも熱唱!しかも沖縄バージョンの歌詞!
しかも演奏は元聖飢魔II&尺八の第一人者&沖縄音楽奏者。
なんなんでしょ。このコラボは。
でも、すっごい迫力で、映像化しないのがもったいないくらいの出来で。
名嘉さんが津軽三味線のように三線を弾きまくっていたのが圧巻。
竿が折れるんじゃないか、弦が切れるんじゃないかと思うほど。

閣下「これが最後の曲なんだが・・・」客「え~~~」
という、お約束の『笑っていいとも状態』のあと、
なんと!DEEP PURPLEの「BLACK NIGHT」!!
(先日の記事での「私の紫の伝説の続き」はこれです)
いやー、パープルのCDを買って、その日に演奏を聴けるとは!
本当にビックリして、バカみたいに盛り上がってしまった私。
しかも、曲の合間に「お富さん」まで入る始末。
ふと「ハッチポッチステーション」のグッチ裕三さんの、
「いぬのおまわりさん~ボヘミアン・ラプソディー」を思い出す私。

で、アンコールは「Blue Mountian」。
邦楽Collaborationのアンコールでやるオリジナル曲で、
出演者紹介も兼ねている曲です。
今回は沖縄ということで、リズムに合わせてみんなで
沖縄風に踊る事に。これがまた大盛り上がりで。

11日は、阿波踊りと沖縄の踊りの違いを知る為に、
客席から阿波踊りを踊れる人を呼び込み(うらやますぃ)
12日は、沖縄出身の人(名嘉さんのお知り合いとか?)と、
客席にいた沖縄出身力士の琉鵬関が舞台に上がり。
みんなで楽しく踊っての大団円でした。



沖縄音楽、というと私世代では「ハイサイおじさん」を
パッと思い浮かべるのですが。
昨今の沖縄ブームで歌謡曲としての認知度も上がり。
独特の音階とリズム感。楽しい音なんだけど、どこか哀愁も郷愁もあり。

それをあらためてきちんと聴く。
さらに、朗読劇やロックのアレンジにして聴く。
興に乗ればみんなで踊ってしまう。
その根底にあるのは「音を楽しむ」という事であり、
純粋に身も心も開放する楽しさを実感できた二日間でした。



とまあ、こういう感じだったのですが。
あと、つらつら思い出した事を時系列抜きで箇条書きにすると。

・三橋さんの尺八は今回「世界初公開」の「うちなー尺八」。
 沖縄は尺八用の竹がなく、尺八のような楽器は存在しなかったらしい。
 そのため今回、三橋さんが特別にあつらえた尺八なんだそうで、
 音階が沖縄音楽に合わせて作られていて、朱塗り。
 閣下がシンフォニアの衣装で手に持つと保護色。

・そのうちなー尺八は、プラスティック製6000円で売られており。
 閣下「そんなに本物と音が変わらない」
 三橋「生で聞くと違うんですよ!」
 (ふと「その程度の耳だって事だよ」という伯爵のお言葉を思い出す私)

・太鼓の松田さん。どっしりした風格の大人の方・・・
 と思っていたら、雷電湯沢さんより年下、という紹介に客席は騒然。
 ということは、私と同い年くらい?・・・え~うそ~やだぁ~(@アダムの林檎)

・退席の間ではないのに、早々にトークの最中に袖に引っ込む名嘉さん。
 その衣装は沖縄民族衣装の女性ものの生地で出来ており、派手。
 閣下から「青空球児好児」呼ばわりされる名嘉さんと松田さん。

・何のタイミングだったか忘れましたが、
 閣下が名嘉さんに「起立!」立ち上がる名嘉さん。
 と、その後ろで関係ないのに起立する松崎様と雷電湯沢さん。
 (お二人同時に立ち上がる、ツーと言えばカー状態が私のツボで)

・これ、書いていいのかな・・・まあいいか。
 12日、客席に「伯爵」がいらしていたような。そっくりな方だったら申し訳ないけど。



これから参加される方(特に初めての方)へ、私からメッセージ。

・とにかく堅苦しい内容ではありません。
今まで聖飢魔IIや閣下のライブに来た事がない方でも、
すんなり楽しめるのではないかと。
事実、私の席のそばにいたおばちゃん達(60代くらい。三橋さん目当てっぽい)は、
大爆笑で大盛り上がりしていました。

・客層は3~40代と思しき閣下ファンの女性が中心。
でも若者もそうでない方も、男性も多し。遠慮無用。

・ロビーには「ガチャポン」が設置。中身は、とある閣下グッズ。
欲しい方は100円玉を大量に用意すべし。

・私流の「青山円形劇場への行き方」
  1.まず、渋谷へ行きハチ公前広場に出る。
  2.ハチ公を背に立つと正面に巨大モニターのある建物。
  3.その姿勢で「右向け右」して、直進。
  4.大阪人の私の足で5分もかからず到着。



ひとつだけ、文句が有るとすれば。
この会場のイス、ちっちゃっ!
まあ「こどもの城」という施設内のホールなので仕方がないのでしょうが。

私が座ると、お尻より膝の方が高いという。
なので、深く腰掛けるとお腹が苦しいので浅く座っていたのですが。
朗読劇などは聞き入ってしまい、肘を膝に乗せて前のめりに。
すると「階段に座ってタバコをふかしている松田優作」のように、
つい足が開いてしまうんですな。

つまり、私は無意識のうちに「閣下に向かってM字開脚」という
とんでもない姿勢になってしまい(ズボン穿いてましたのでご心配なく)
閣下、失礼致しました。サービスショットということでお許しを(ぉぇ)



最後に、クイズです。
DEEP PURPLEの「BLACK NIGHT」の演奏中に、私は思わずあることをしてしまいました。
それはなんでしょう。正解は今週末の「今週のロイミ」にて発表。
1:つい熱くなって脱衣
2:嬉しすぎておもらし
3:ノリまくってしまってヘドバン

この記事へのコメント

マンボ親方
2007年02月13日 21:18
レポート、拝見しました。
舞台に上がりたかったです。踊れないけど(笑)。
楽しそうな様子が伝わってきました。クイズの答え・・
3番だと思います。どうかな?
zigzag
2007年02月14日 01:28
はじめまして、いつもレポ&レビュー楽しませてもらってます。僕は神戸の邦楽維新2日目に行ったんですけど、サブちゃんは「祭」でDEEP PURPLEは「BURN」でした。とくに「BURN」は個人的にロックにハマるきっかけになった1曲でもあり、それを閣下の生歌で聞けたのは泣きそうになるぐらい嬉しかったです。ちなみに「blue mountain」は「神戸」というタイトルになってました。
2007年02月14日 18:07
>マンボ親方さん
私も青山からの帰り道に「阿波踊り(または沖縄の踊り)教室はないかしら」と、思わず探してしまいました(ゴメン。ウソです)少しでも守禮の巻の楽しさが伝われば幸いです。
クイズの答えは後日発表ということで。少なくとも「4.閣下に見とれて鼻血」ではない事だけはお伝えしておきます(笑)
2007年02月14日 18:07
>zigzagさん
初めまして。稚拙な文章にお付合い頂き、ありがとうございます。
「祭」に「BURN」ですか!!うわー。神戸にも行けばよかった・・・でもzigzagさんの思い入れのある曲を歌えてもらえてよかったですね。私も去年のクラシック・ロック・ジャムでJOURNEYの「DON'T STOP BELIEVIN'」を閣下が歌われた時は飛び跳ねて喜びました。好きなアーティストが自分の好きな曲を歌ってくれるのは本当に嬉しいものです。
「BURN」は確かトリビュートアルバムで閣下がカヴァーされているんですよね・・・。中古CD屋を探し回っているのですが、いまだに見つけられずにいます。聴いてみたいな。

<「blue mountain」は「神戸」というタイトルになってました
「god door」じゃないんですね(笑)

この記事へのトラックバック