【ライブレポ】「歳末地獄絵図」(紹介とか開演前とか)(09.12.17-19)

12月17日~19日によしもとプリンスシアターで行われた、
「デーモン閣下の邦楽維新Collaboration~歳末地獄絵図」
・・・って、もう一週間前かよ(汗)
なんか記憶曖昧になっている部分もあるかと思いますが、
それなりに(なんだそれは)記事にしていきたいと思います。
この記事は、紹介・解説など。ライブレポそのものはあとでアップします。
ってか、今書いているの。ちょっとまってね。



【詳細】

●よしもとプリンスシアター公式サイトより
http://www.yoshimoto.co.jp/ypt/kouen091217.html
●劇場紹介
http://www.yoshimoto.co.jp/ypt/info.html
上演中に閣下達が話されていたのですが、
普段使用している青山・こどもの城のスケジュールを押さえられず、
今年新しく品川に作られたよしもとプリンスシアターでの
上演となった今回でした。
設備も新しく、円形の劇場ということで青山とも違和感も少なく(笑)

そして今回は「10周年記念」ということで、
いわば「邦楽維新Collaborationオールスターズ」を彷彿とさせる、
豪華な出演陣となりました。



【出演者】(上記プリンスシアター表記に拠る)

・デーモン閣下:朗読・歌唱
・やくみつる:絵師
・稲葉明徳:篳篥
・福田千栄子:箏・三絃
・外山香:二十絃箏
・三橋貴風:尺八
・黒船バンド
  ・松崎雄一:編曲・キーボー
  ・雷電湯澤:ドラムス
  ・石川俊介:ベース

(稲葉さんは実際は篳篥だけでなく笙など、様々な雅楽の楽器を使用)

さらに、今公演は、いろいろとおめでたことが。

福田さんは12月20日にお祖母様のお名前である「福田栄香」を襲名。
今公演は「福田千栄子」としての最後の公演となりました。
●【日本伝統文化振興財団】アーティスト情報:福田 千栄子
http://japan.japo-net.or.jp/artist/file/fukuda-chieko.shtml
●【日本伝統文化振興財団】公演情報:福田栄香五十回忌 福田種彦七回忌 二代福田栄香襲名記念 三ッの音会演奏会
http://japan.japo-net.or.jp/event/2009/12/20/post_82.shtml

ちなみに、襲名記念公演のあと、初めて福田栄香として舞台に立たれるのは、
年明けの1月9日の邦楽維新Collaboration鳥取公演だそうです。
●鳥取県文化振興財団公式サイト内
http://cms.sanin.jp/p/zaidan/5/2/11/
・・・あれ?表記が福田千栄子のまま(汗)き、気にしないことに。

さらに18日、三橋さんが芸術大賞を受賞されました。
それについては、別に記事にしてありますのでそちらを参照。
●【今週のロイミ】~その178~魔暦11年12月 三橋さん、おめでとうございます
http://but-again.at.webry.info/200912/article_15.html

後述しますが、これらを祝って、舞台上で鏡割りも行われました。



【今回の朗読の内容】

そもそもは、今年の春の邦楽維新Collaboration『富士・雨待ちの月』 で、
三橋貴風さんが「年末にいろんな邦楽奏者を呼んでイベントを」
とおっしゃっていて。
でもなかなか今公演の情報が出なかったんですよね。
いろいろ、実現には難しい事もおありだったのでしょう。

でも!やっと情報が出た時は、嬉しかったです。
やったぁぁぁ。三日間とも行くわよおぉぉお。
そんなウキウキ気分と同時に「なんだこれは」

  やくみつる(絵師)

真っ先に私の頭に浮かんだ光景は、
オーバーオール姿で透明アクリル板の前に立ち、
両手でペンをもって「ふんふ、ふんふ、ふ~ん♪」と口ずさみながら、
男の子と女の子がキスしている絵を描く、
「水森亜土」風味のやくさんの姿(汗)

・・・なに。今時の若者は伝説の絵師:水森亜土さんを知らんのか。
●水森亜土公式サイト http://www.character.co.jp/ado/
私らが子供の頃は、この「亜土ちゃんグッズ」が・・・

閑話休題(汗)
とにかくやくさんは何をされるんだろうな、
というのがずっと頭にあってですね。

さらに「歳末地獄絵図」というタイトル。
「地獄絵」に関係する作品なんだろうな・・・
で、やくさんが絵師・・・

そんなことをつらつら考えつつ。
上演を一週間ほど前にしたある日、本屋で物色していて、
あら懐かしい、子供の頃よく読んだ芥川龍之介・・・
「絵師」「地獄絵」・・・あああああっっ。



  ぴし!ぴし!ぴし!(←脳内でシナプス小胞が飛び出す音)(←ウソ)



芥川龍之介の「地獄変」だあぁぁぁぁ!!
絶対、きっと、多分(←でもだんだん自信がなくなる)間違いない。

以前も記事にしましたが、わたくし、小・中学校では芥川作品に夢中で。
当時ほとんどの作品は読みましたよ(そして今では殆どが忘却の彼方)

なので、復習も兼ねてあれこれと事前に調べました。



芥川龍之介の「地獄変」は『宇治拾遺物語』の
「絵仏師良秀家の焼をみてよろこぶこと」という話を、
芥川がアレンジして作った作品とされています。
いわば「芥川龍之介流・小説カヴァー」ですね。

『宇治拾遺物語』なんて聞いた事ない、という方。

有名な芥川作品の「鼻」「芋粥」も
『宇治拾遺物語』の「鼻長僧のこと」「芋粥」という話が元だし、
民話の「わらしべ長者」「こぶとりじいさん」なんかもこれが元。

実はなんだかんだと、身近な作品なのです。
芥川自身も身近な作品として「カヴァー」したのかもしれません。

ちなみに芥川龍之介作品の多くや、宇治拾遺物語は、
著作権がすでに切れていて、
現在インターネット上でも無料で読めるサイトが幾つかあります。
リンクはしませんが、ちょっと検索するといくらでも見つかると思います。

とはいえ、個人的には書籍で読むことをお勧めします。

古文がらみなので、専門用語やその時代の言葉なども多く、
書籍の注釈を読みつつ読み進めた方が、味わい深いと思うのです。
もちろん、以前に読んだことがあって、ちょっと内容を確認する程度なら、
インターネットのサイトでも十分かと思います。
特にリンクはしませんので、検索などでお探しください。

今回私が読んだのは、これ。

地獄変・偸盗 (新潮文庫)
新潮社
芥川 龍之介


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この文庫本だと、以前閣下が朗読された「藪の中」もあるので、
あわせて読んでみるのもいいでしょうね。

ちなみに私はこの本を見つけたのは古本屋の「三冊100円コーナー」(汗)
うおお。あとなんか二冊ないかなと探し、
夢枕獏さんの「陰陽師」「陰陽師 飛天ノ巻」を購入。
ええ、夢枕獏さんの陰陽師シリーズは若いときハマりましてね。

上演一週間前の私は、芥川&夢枕獏を貪るように読みまくり、
頭の中は平安地獄絵図・百鬼夜行状態。
(なのでこのブログの更新も滞っていました)

さあ、果たして、私の予想は当たるのでしょうか!
そして今回はどんな内容になるのか!
その答えは、次の記事に続く!
(いや、そんな期待を持たせるほどでは)



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