【ライブレポ】「歳末地獄絵図」(内容とか感想とか・その1)

12月17日~19日によしもとプリンスシアターで行われた、
「デーモン閣下の邦楽維新Collaboration~歳末地獄絵図」
記憶曖昧になっている部分もあるかと思いますが、
それなりに(なんだそれは)レポ記事にしていきたいと思います。
ってか、1記事にまとまりませんでした(汗)後編はもうちょっとあとで。
なお上演の紹介・解説などはhttp://but-again.at.webry.info/200912/article_18.htmlを参照。



【上演前】

新作のグッズは、
  ・10周年記念手ぬぐい(赤文字)(多分700円??)
  ・お破り(絵馬みたいな形のやつね)(多分500円??)
  ・エコ箸(「維新共闘10周年記念文字」入り)(間違いなく1000円)

あと、18日に三橋さんの芸術大賞受賞、
福田さんの「二代目福田栄香」襲名のお祝いで、
舞台上で鏡開きをされたのですが、
終演後「振舞酒」をするための「升」(閣下の「魔」の字の直筆入)
も売られていたらしく。

・・・ええ。「らしく」です。んなの、気がつかなかったよぉ(涙)
初日に物販の買い物を済ませたら、二日目以降は見ないもん(泣)
せめて「升売ってますよー」とか係の人が呼び声をかけてくれたら。

「そんなグチグチゆうても、しゃあないでしょ!あきらめ!」
「いややあぁぁ。おかあちゃん、升、こうてぇなあああ」
「そんな聞き分けのない子は嫌いやっ。置いていくで!」
「いややぁぁぁぁ!ます、ますうぅぅ、こおてぇなあぁぁぁ!!」
・・・と、心のなかで子供のようなダダをこねつつ。
http://catalog.bandai.co.jp/item/4543112253378000.html (←違)


舞台の奥は、下手側からキーボード(松崎さん)ドラム(雷電さん)ベース(石川さん)絵師(やくさん)
舞台手前は、下手側から箏(福田さん・外山さん)閣下、尺八(三橋さん)雅楽器(稲葉さん)
今回は人数が多いので、ちょっと舞台が「キツキツ」な印象。

でも、客側としては、こどもの城と違って「椅子がゆったり」なのが嬉し。
新しい施設なので、トイレとかも綺麗ですしね。

ひとつ文句をつけるとするなら、今回の「歳末地獄絵図」のチラシ。
固めの紙で出来ていたせいか左手指をザックリ切ってしまい(汗)
ぬおー。上演前に結構な血まみれ。まさに私自身が地獄絵図。
まあ、切った瞬間にぎゅっと抑えたので、すぐ止血しました♪
(流血エピソードを「♪」と書ける私はいったい・・・)



【前半】

いつもの「GEISHA FUJIYAMA SAMURAI」に乗せて、
閣下の影の前説。今回は出演者が多いので、曲も2周する。

今回は、前作の「煩悩のゴブレット」同様、
特に「前半は朗読で後半は演奏で」と分かれているわけではなく、
全体に朗読も演奏も、というスタイルでした。
個人的にはこういうスタイルが好きです。
お話と音楽が入り交じる感じで、より世界観がはっきりするから。


まず、外山さん、三橋さん、稲葉さんが登場し、
展覧会の絵~空飛ぶカエルの国」の和風な演奏。
演奏が進むにつれて黒船バンドの面々も徐々に加わっていく演出。

そして、阿吽の和装の閣下が、幕に隠した絵を持って登場し(後述)
2007年冬に上演された「羅城の巻」で演奏された、
邦楽維新Collaborationのオリジナルソング「藪の中」を再アレンジした、
「空飛ぶカエルの国」(王国、ともおっしゃっていたような)
この曲は、作詞:閣下、作曲:稲葉さん。

幼なじみと懐かしい話を交わすような明るく楽しい曲調。客も手拍子。
来年が悪魔歴で「蝦蟇年」なので、こういうアレンジになったのかなと、
個人的には思っています。

で、この閣下が持ってこられた絵が全部私物で、毎回違っていたのですが、
  17日:モナリザ(世仮の実家にずっと飾ってあったもの。カビ付)
  18日:雷電為衛門の物とされる手形。(もう一個なんだっけ。忘れた 汗)
  19日:太刀山の富士。白露山の巨大な写真。

「太刀山の富士」とは。っていうか太刀山とは。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%88%80%E5%B1%B1%E5%B3%AF%E5%8F%B3%E3%82%A8%E9%96%80
今の不知火型の土俵入りを始めた力士、としても知られている太刀山は、
富士の絵を描くことでも知られていて、その作品は好角家にとって垂涎の物。
閣下は貢物でもらったのだそうです。
後に登場したやくさんすら「太刀山の富士は持ってないんですよ」と羨ましがり。
「やーいやーい、吾輩は持ってる~♪」と喜ぶ、おちゃめな悪魔。

白露山の写真は、閣下がTBSで、何かの番組で使われたらしい物を、
「ちょうだい♪」と貰ってきたものだそうで、
今、閣下のお屋敷のある部屋を開けると、この巨大白露山がバーンとあるそうで。
やくさん「白露山のタバコの吸殻なら持ってます」
閣下「それは本当にタバコ?」みたいな「きわきわ」な会話が(汗)

ともあれ、やくさんも呼び込み。
ちなみにやくさんの衣装は、木村庄之助の浴衣地で作ったパジャマ♪
三橋・稲葉コンビの後ろにある、学校の机見たいなセットで即興で絵を書き、
それをスクリーンに映していく、という役目でした。
(透明アクリル板に両手でペン、ではありませんでしたが、ある意味似たようなもん)


【朗読:地獄変】

閣下「芥川龍之介作、地獄変」
17日にこの一言を聞いて「やったー!」とバンザイしそうになる私。
まあね、芥川好きを自認するなら「絵師」「地獄絵」というキーワードで、
とっくに気づけよ、という感じですが(汗)

「地獄変」は『宇治拾遺物語』の「絵仏師良秀家の焼をみてよろこぶこと」
という話を芥川がアレンジして作った作品。いわば「カヴァー」です。
とある偏屈な絵師と心優しい一人娘、そして恐ろしいことも厭わない大殿の物語。

地獄変自体は、文庫本で50ページほど。
芥川作品としては、まあ長からず短からずな作品ですが、
朗読をするには長いということで、
前半部は登場人物の紹介、後半からじっくり朗読、という構成。

その登場人物の紹介で「大殿」を描く、絵師・やくみつる。
17日・19日が小沢一郎、18日が亀井静香という、
いやもう、これが残酷なことが大好きな大殿にピッタr
え。いえ、あの、なんでもないです。

つまり、閣下の朗読、邦楽陣と黒船バンドの演奏、
その合間に両脇にあるスクリーンに映し出される、
ウィットに富んだ絵師・やくさんの絵、
というのが今回の「新たな試み」なのです。

これは、閣下が後にアンケートを見たら「賛否両論」だったそうで。
「恐ろしい話の合間に楽しい絵が挟まれ、緩急になっている」という意見もあれば、
「せっかくの恐ろしい世界観が絵で台なし」という意見も。
私個人としては「緩急」ですね。
まあ、そもそも原作を知っているので、やくさんの絵を見たくらいでは、
別にその世界観も揺るがないし、やくさんのセンスもナイスだったし。
(19日の「かごちゃん」は凄かったもんなー 笑)

で、そんな朗読・演奏・絵が進行する中で「緑色の雨/聖飢魔II」が!
綺麗でしたよー。この演奏は素晴らしかったです。ライトも緑色でね。
独特の気味悪さもある、雷電さんの名曲のひとつ。邦楽器ともバッチリ。

そして絵師の娘の悲劇が・・・というところで、
なんと「Stairway to Heaven/LED ZEPPELIN
07年の「竹取物語エピソードワン」を上演した富士公演以来!
いやー。また聴けるとは。ありがたやありがたや。

ここで「煩悩のゴブレット」の時と同様、「休憩」の巻物を広げる閣下。
15分の休憩になります。



・・・あら。この記事も結構な長文に。
まあ、3公演分全く記事にしてなかったから、いっぱい書くことあるのです。
ってなことで、後半はさらに別記事に!
(どんだけひっぱるんだ)



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●【ライブレポ】地獄変・私なりの解釈
http://but-again.at.webry.info/200912/article_22.html