【閣下・その他】BATMAN(吹き替え版)(ネタバレなし)

デーモン閣下が1990年に「映画・BATMAN」の
ジョーカー役を吹き替えされたのですが。
今回DVDを入手し、見ました。その感想です。



【お断り】

・当方デーモン閣下ファンです。この作品も閣下の吹き替え目当てで見ました。
・映画そのものの感想ではなく、あくまでも閣下の吹き替えの感想です。
・ネタバレには配慮しておりますが気になる方は以下の文章にはご注意ください。
・今回見たのはこの作品です。
バットマン [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2000-04-21


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最初に、前置きというか私の情況を知ってもらわないと、
以下の感想が訳わからなくなると思うので、少し書きます。

二十歳前後の頃は、映画をかなり見ていました。週に3本ぐらい。
大阪の難波(梅田と並ぶ大きな街)で働いていたので、
仕事の帰りに映画を見て帰る事が多かったのです。

ただ、所謂「ハリウッド系」の大味な作品は興味がなく。
もっぱら小劇場の単館上映、古い作品のリバイバル上映、
みたいなのを好んで見ていました。
その後、仕事が忙しくなったり、中国語の学校に通ったりするようになり、
だんだんと映画から離れていったのですが。

そのせいかどうか、この作品に閣下が吹き替えで参加されたことを、
出戻るまで認識していなかったんです。
「知らなかった」のか「忘れていた」のか、それすら曖昧。

このバットマン。
公開されたのは1989年。閣下が作品に参加されたのは1990年。
確か当時は今のような「吹き替え版の上映」というのはなかったと思うので、
ビデオ化されたときに吹き替えをされたのでしょう。
で、もうこの頃の私は仕事も忙しくなり始め、
留学も決意し本格的に勉強し始め・・・というころ。

閣下の音楽的な作品ならともかく、映画の吹き替えという作業には、
意識が行っていなかったのかもしれません。
加えて先述のように「ハリウッド系」はあまり興味なかったし。
それだけでも足が遠のいていたかもしれません。

いずれにせよ20年の時を越えて、今回初めてバットマンを見ることになりました。
つまり私は、閣下の吹替版を見るのが初めてなだけでなく、
バットマン自体、見るのが初めてなのです。ストーリーも知りません。

悪の限りをつくすジョーカー。逃げまどう街の人達。
そんな悲しみの街に現れる正義の味方、バットマン!!
ああバットマン、この街を救って!悪いジョーカーをやっつけて!
・・・っていう内容だと思っていたんですよ(汗)
もっとベタな勧善懲悪と思っていたら違うんですね。
ある種のサイコサスペンスと表現したくなるくらい奥が深い。



こうして予備知識も何もなく見始めたので、
実は「鏡だ!」のシーンまで閣下の声だと気づきませんでした(大汗)

そう、ジョーカーは「途中からジョーカーになる」んですね。
でも私は最初から悪の権化のジョーカーが、
白い顔で悪事を働いていると思っていたので、
「なかなかジョーカーが出てこないわねぇ」
「閣下の吹き替えはまだかしら」って思っていたんです。

ああバカですよ私はどうしようもなくいい歳してなにやってんだか

でもそれ以上に。閣下の声の演技があまりに流暢で自然すぎて、
ジャックの声が閣下の声だとも気づかなかったんですよ。
で「鏡だ!」の叫びで「あ、閣下。ってことはこれがジョーカー(汗)」と気づき。

いやーこれはまいった。おつむてん♪とか思いつつ(?)見続けていくと。
徐々にジョーカーが「おちゃらけて行く」んですね。
プリンスのサウンドに乗せてジョーカーの精神世界が展開されていくのだけど、
これがなんとも不気味でコミカル。

おそらく日本語に訳しきれないアメリカンジョークや、
日本語では無理な表現もあったでしょうが、
それを「デーモン」のキャラクターがフォローしていくのです。
本来の台詞にない事を言ったり、ギャグを交えたり、擬音を加えたり。
これが非常に見ていて小気味良いし違和感もない。

ジョーカーの「白い顔」繋がりで閣下が吹き替えに起用されたのかと思ったけど、
(まあそれもなきにしもあらずかもしれない 汗)
「ジョーカー」というキャラを如何に日本語で表現するかというとき、
「デーモン」らしさを加えることで補っているように感じました。

そしてクライマックスのジョーカーの「断末魔」
いやー。話には聞いていたけど。お見事です。
英語版も聴き比べてみたのですが、確かに印象は違う。
でも違和感は全くない。きちんと吹き替えとして成立する以上の、
「デーモン流のBATMANのジョーカー」と感じられるものでした。



ひとつ注釈を加えるなら、私は最初に吹き替え版を見ました。
なので、もし英語版から先に見たなら、
ジャック・ニコルソンの低い渋い声が先入観にとして脳に残り、
閣下の若々しい(まあ当時10万28歳ぐらいですけど)声の吹き替えに、
若干の違和感を感じたかもしれません。

英語版で見ると、ジョーカーの声には独特の深い渋さがあるんですよ。
それがとても魅力的で。まあ怪優・ジャック・ニコルソンですからね。

ただ、それを差し引いても、閣下の吹き替えは・・・
というか単なる「吹き替え」という言葉はふさわしくないな。
だってただ日本語訳の台詞を読んでいるだけじゃないもん。

閣下の「ジョーカーの声の演技」は秀逸だったと表現したくなる。
これはこれで英語版とは別の、ひとつの作品と言い切れるのでは。
そんなふうに感じられた吹き替え版でした。
未見の方。廉価版DVDも出ていますのでおすすめです。



でもこれ、今の閣下が吹き替えたら、またいい味になるでしょうね。
この映画撮影時、ジョーカー役のジャック・ニコルソンは50歳過ぎ。
今の閣下とちょうど10万歳ほどしか変わらないんですよ(←わかるねー?)
ジャック・ニコルソンにより近づいたジョーカーになると思う。

「吹き替えのリテイク」なんて聞いた事ないので実現不能でしょうけど(汗)
三文オペラのピーチャムでの閣下の演技力を目の当たりにしているので、
そういう贅沢なことを言ってみたりしたくなって。

でも、こうなるとますますこれが欲しくなってきた。
●「TRICK ×LOGIC」
http://www.jp.playstation.com/scej/title/trickxlogic
アドベンチャーゲームの声優に閣下が挑戦されたのです。
いやー。欲しいなマジで。閣下の声の演技、聴きたい。

PSP持ってないんだけどさ。こういうゲーム得意じゃないんだけどさ。
とりあえず中古の安いPSP探そう(汗)
高いのよー(涙)中古でも15000円くらいするもん。
っていうか、誰かくれ。型落ちでいいから。汚れてていいから。

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