【閣下・その他】爆風スランプトリビュートアルバムWe Love BakufuSlump

デーモン閣下と石川俊介さんが参加された、
「爆風スランプトリビュートアルバムWe Love BakufuSlump」
全曲を聴きながら一気に感想を書き垂れました。



【お断り】
当方、デーモン閣下、聖飢魔II関連のファンです。
爆風スランプは私にとっては「聖飢魔IIのお兄ちゃん」なイメージ。
ライブなどには行った事はなかったですが、
オンタイムでレコードで聴いていたし、
今回の楽曲も大半は知っていました。
まあ「うっすい爆風スランプファン」ということで(汗)
多少見当違いな事を書き垂れるかもしれませんがお許しを。

●爆風スランプトリビュートアルバム WeLove BakufuSlump.
http://www.funkyblog.jp/tribute/

なお爆風スランプの元曲については、パッパラー河合さん公式サイトの
「discography」をお勧めします。
河合さん自身が爆風スランプの全曲解説されています。
元曲収録アルバムの検索にもどうぞ。
http://artist.amuse.co.jp/kawai/disco.html
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【スパる】三井ぱんと大村はん
この曲をこの時勢に収録する事自体すごいな、と思っていたのですが、
アルバムのトップに持ってくるあたり、さらにすごい。
私は「三井ぱん」「大村はん」は存じ上げないのですが、
この曲のイメージはなぜか「憂歌団」
ホーンの音色たっぷりの元歌とはまた違った、
憂いと悲しみと静かな怒りに満ちた曲に仕上がっていると感じます。
元曲を知らない方は、ぜひこの機会に聴いていただきたいですね。
この時勢だからこそ。


【びっくりミルク】謎のヴォーカリスト・サンプラザ高円寺くん
なにが「びっくりしたな」って、この仕上がり具合がなによりwww
まあね。歌っているのが「謎のヴォーカリスト・サンプラザ高円寺くん」ですしね。
「全然『謎』になっていない」
「バレバレじゃないですか」
と突っ込みたいのをグッと堪えてですね。
演奏陣を見るとまあ、さもありなんという感じで、。
こんな破滅的な仕上がりになるとは。物凄い破壊力ですw
橘高さんのギターが泣きまくりなのがたまりません。


【リゾ・ラバ~Resort Lovers】X.Y.Z.→A
にいちゃん(二井原実さん)がこういう歌を歌う、ということ自体は、
「西寺実」などの作品で聴きなじんでいたので、特に違和感を感じず。
ハスキーな独特の声なので、LOUDNESSのイメージがガッツリありがちですが、
器用にいろんな楽曲を「二井原色」にしつつ歌いこなされるなあと。
改めてにいちゃんの力量を実感できる仕上がりではないでしょうか。
X.Y.Z.→Aといえば、聖飢魔IIのトリビュートアルバムでも、
「SAVE YOUR SOUL~美しきクリシェに背をむけて」をカバーされ。
圧倒的な演奏力で見事に聖飢魔IIとは違う世界観を作り上げられ。
この曲も爆風スランプの代表曲のひとつだと思いますが、
爆風スランプらしさは残しつつ、音はX.Y.Z.→Aっぽく仕上がっていて。
さすが日本のベテランロックミュージシャンの集まったバンド。脱帽。
いやもう、音のひとつひとつが丁寧で重くてカッコいい。


【大きな玉ねぎの下で】田中雅之
有体に感想を書くと「え?」と困惑しました。
私の中で「クリスタルキングの田中さん」というと、
あの突き抜けるようなハイトーンヴォイス。
その歌声でこの曲を歌われるもんだと思っていたので、
正直なところ拍子抜け、という感覚になったのは否めません。
今はこういうバラードっぽい歌い方をされているんですね。
ただこの歌い方はこの歌い方で切なさがあって素敵です。
元曲とはまた違った切なさが、じんわり染み入ってくる感じ。
演奏陣は、末吉さんの知り合いの中国人バンド「零点」のメンバーのようですが、
一音一音、丁寧に演奏されている印象。
まあ「亜洲鼓王(アジアのドラム王・末吉さんの事)」のバンドの、
ヒット曲のカヴァーとなれば気合が入りますわなw


【月光】Cutt
申し訳ないのですがCuttさんの事は存じ上げなかったのですが。
とても現代的で綺麗な甘い歌声の方ですね。
「月光」は、爆風スランプの中で私が一番好きな曲。
若い恋人同士が、切ない恋をもてあましながら、
戸惑いながら月明かりの下で「まぐわう」光景。
元曲には月明かりの眩しさの中に独特の生々しさが漂うのですが、
Cuttさんの綺麗な歌声、現代的な演奏の表現力で、
非常にイマドキな、21世紀的な、清潔感を感じるのです。
この曲の、夜空に舞い上がるような世界観はそのままに。


【おしゃれな東京タワー】デーモン閣下
・・・と、そんなおしゃれな曲のあとに、濃い濃い!重い重い!!(笑)
ドラムもベースもタイトで重いし!
ギターはひずみながらザクザクしているし!
閣下のシャウトがまたもう!
さすが元スーパースランプのヴォーカル。
・・・っていうか、この曲を歌われた事はないのかな?
時期的にあってもおかしくはないと思うんだけど。
少なくともこの曲は爆風スランプのアマチュア時代の代表曲ということで、
石川さんや閣下も当時よく生で聴かれていた馴染み深い曲でしょう。

不思議なんですが、この曲の閣下の歌声を聴いていると、
なぜかデビュー当時のデーモンが目に浮かんでくるんです。
「夜のヒットスタジオ」に初登場した時、
オープニングメドレーの曲をいきなりすっ飛ばし、
「我々が打ち合わせどおりに歌うと思ったか、馬鹿者め、ぐはははは」
とか悪態ついて好き放題暴れていた頃のデーモン。
この荒々しい歌い方の閣下の声のなかに、
どこか懐かしさや若々しさや・・・「あの頃」を感じるのです。
閣下も同じような事をインタビュー動画で仰っていましたが、
ある種の「原点回帰」的な歌になったのかもしれませんね。
ライブで歌っていただきたいですねー。
っていうか、ライブで客といっしょに盛り上がれそうな予感。
生田さんの歌声が閣下とよく合っていました。
ぜひ、お元気になっていただいて閣下とステージで共演を♪

閣下の元気な歌声を聴いて、そして石川さんのスラップを聴いていて、
ふんわりと時の流れを感じつつも、やっぱりこういうのいいなぁ。
閣下の1stアルバム「好色萬声男」聴きたくなってきました。
閣下の今後の作品作りに、今回のアルバム参加が影響するのか、
とっても楽しみにしています。

終盤の石川さんのスラップからの怒涛の展開が溜まらなくかっこいいです。
強いて言えば、キャプテンのハモンドオルガンをもうちょっと聴きたかったなと。
この曲の歪んだ感じとハモンドオルガンの音が合うと期待していたのですが、
どちらからというとギターリフ中心にミックスされた印象です。

しかし閣下は「尻の穴」という言葉を歌わせたら日本一、
いや世界一だと改めて実感しました。ええ他意はなく、ただ単純に。
ゴボウの切りくちケツの穴とかねw














【無理だ!!】手数セッション
ほーじん時代の爆風スランプのファンの人なら、
きっと今頃この曲を聴いて号泣しているのでは。
いやー。まさかこの年になって江川ほーじんさんの歌を聴けるとは。
もちろんそれ以上に、とびっきりのベースプレイも聴けて満足。
・・・というか、さすが手数王率いる手数セッション。
このアルバムのスコア本を出版する時になったら、
この曲のページだけいやに真っ黒になるんでしょうね。
っていうか、タブ譜起こすのめんどくさそうだなー。
そうか!「無理だ!手数セッションのスコア本♪」
・・・お後がよろしいようで(汗)


【愛がいそいでる】梅原Paul達也
この曲をPaulさんが歌われると聴いて、
その時はまだ閣下が参加されることは知りませんでしたが、
「絶対このアルバム買う」って決めてました。
それくらいこの曲を楽しみにしていました。
そして、その期待を大きく上回る仕上がりに大感激です。
Paulさんの歌声が甘く切なく、春の桜吹雪の青い冷たい空を想像させ、
元曲とはまた違った色を綾なしていくのが美しいのです。
普段Paulさんが歌われている曲調とは違うけれど、
この曲、普段のライブでも歌っていただきたいです。
それくらいPaulさんの曲として成立していると感じるのです。


【どんな夢】NATSUKI
ごめんなさい、この「どんな夢」という曲も知らなくて、
NATSUKIさんという方も存じ上げず。
なので「元曲との比較」もなにも、この曲自体が「第一印象」になります。
ひとついえるのは、どう聴いても元曲が爆風スランプとは思えないwww
まあ、調べたらそもそも元曲自体も爆風スランプっぽくないらしいので、
そうなってしまうのは、さもありなん、という感じみたい。
他の局との流れの中で、この曲だけ少し浮いている気もしますが、
それはそれで「一服の清涼剤」ということでいいのかもしれません。
っていうか、普通に綺麗な曲に仕上がっています。


【RUNNER】C-C-B
C-C-Bファンなら号泣ものの、CD上のC-C-B奇蹟の復活。
どんな仕上がりになるんだろうと思っていたら、ああた。
このピコピコポコポコした電子ドラム、独特の80年代のエイトビート、
かわるがわる歌うメンバーの歌声とコーラス。
ああもう、曲は爆風スランプなんだけど、音が完璧にC-C-B!!!
これだけのクオリティを作り出せる、メンバーのポテンシャルの高さ。
あれ。なんでだろう、なんか涙出てきた。
なんか爆風スランプだし、C-C-Bだし、RUNNERだし、と、
いろんな郷愁の琴線に触れる要素満載だもんな。
C-C-Bのバンドとしての完全復活は難しいだろうけど、
こういう企画CDへの参加とかでいいので、またやって欲しいですね。

あと、ふと思ったんだけど、いろんなバンドが「RUNNER」だけをカヴァーする、
「RUNNERカヴァー集」みたいなの、誰か企画してくれないかなwww
このC-C-B版を聴いていて、ふと思ったですよ。
聖飢魔IIなら?筋肉少女帯なら?
EARTHSHAKERは?SHOW-YAは?
LOUDNESSは厳しそうだけど(汗)にいちゃん単独で。
今の若いバンドに参加してもらってもいいし。
今の小学校などの運動会でも、徒競走のときに「RUNNER」は良く使われていて、
実は「RUNNER」は子供でも認知度の高い曲なんですよ。
・・・まあ実際は、アルバムの最初から最後まで全部同じ曲ってキツイか(汗)


【ひどく暑かった日のラヴソング】EARTHSHAKER
いやー、EARTHSHAKERらしい選曲だと思っていたんですが、
予想通り、シェイカーらしい明るいメロハーに仕上がっていて素敵!
「リボンをかけた君のプレゼント~」のブレイクとかね。
ギターソロ前のブレイクとかね。そのギターソロのsharaっぽさとかね。
ああもう、しぇいかあああああ。
ごめん。感想の文章短いけど、書くことがないんじゃなくて、
ノリノリになって聞いているうちに終わってしまったw
それくらい楽しめる仕上がり。


【うわさに、なりたい】ロリータ18号
これも悪意まったくゼロで、有体に感想を書きますが。
ザ・フォーク・クルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」を想像してしまいました(汗)
ロリータ18号自体、バンド名は知っていたけど、
ヴォーカルが女性である事すら知らなかったのでなんともいえないのですが、
とにかく元曲のイメージを遠慮なく壊して、ロリータ18号色に染め直し。
その分、独特のビートの効いた小気味いい作品に仕上がっていて面白いです。
・・・と書いていたら、2分20秒あたりからwwwwwwww
いやー!!ここまで「元曲を破壊」するのはむしろカッコいい!!
お見事、あっぱれ!むしろロリータ18号ってどんな音楽やっているんだろうと、
逆に興味出てきましたwいやー。ROCKだわこれは。


【東の島にブタがいたVol.3】三井雅弘
三井雅弘さんは一曲目の「三井ぱんと大村はん」の三井ぱんなんですね。
歌声がファンキーで、演奏がファンクで、ドラムがファンキー末吉でw
この曲がここまでファンクに仕上がるとは思ってもみませんでした。
ほーじんさんのスラップがハンパないですね。
というか「末吉+ほーじん」ってやっぱり凄いなぁと。
そこに横関さんの怒涛のギターが被さってくるソロ部分、
三井さんの歌声と奔放なコーラスの妙w


【神話】Wing Yip
香港のROCKの雄、伝説のバンドBEYOND!!
私の中国滞在中の思い出のバンドでもあります。
そして爆風スランプファンには切っても切れないご縁のあるバンド。
(聖飢魔IIとも切っても切れないご縁があります)
そのメンバーであったWingがこのアルバムに参加!!
どうせならドラムも叩いて欲しかった所ですが、
(WingはBEYONDではドラムとヴォーカル担当でした)
過密スケジュールの都合でヴォーカルのみ。
それでも日本語でこれだけ歌い上げてくれた事に感激です。
Wingはこれだけでなく、サンプラザ中野くんが震災を受けて作った曲である
「TOMOSHIBI~地震が来たら~」にも参加されています。
こちらは無料でダウンロード出来ますので、ぜひご一聴を。
http://www.mukaiyaclub.com/music/tomoshibi/index_ch.html
Koma!聴いてるか~い??聴こえてるよね!?そっちまで。


【45歳の地図~COME BACK 青春!】森田釣竿
実は上記の「神話」を聴いて感激してピーピー泣いてしまいまして。
CDプレイヤーを一時停止。はあ、さあ、気分を切り替えて次の曲。
という流れの中でこの曲が来て、危うくまた泣きそう・・・
とは思いつつ、あまりのこの森田さんの歌のはじけっぷりが素敵で、
むしろ元気が出てきましたw
「漁港」自体、何度か聞いた程度であまり存じ上げないのですが、
こういう元気の出る曲を普段から歌われているのでしょうか。
いやー。いい仕上がりです。元曲の良さもきちんとあって、
それでいて森田さんらしさもきちんとあって、大人の仕上がり。
さらにそこに「漁港の哀愁」もプラスされ、いい味。


【人間はなぜ】小畑秀光
アホやーwwwwいやもう、それしか言えないwwwww
素晴らしいカヴァーです!
というかこの曲をカヴァーできるのは小畑さんしかいないww
デヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア。
Steel Angelは一度ライブで聴いた事があるし、
小畑さんのこの「破壊的」な感じは知っていましたが、
まさかこの曲とこんなにしっくりはまるとはwwww
小畑さんがこの曲を歌うと名乗り出たのか、
末吉さんが「お前はこの曲しかないやろ」と決めたのか知りませんが、
これはきっと運命なんだと思います。


【それから】曾我泰久
・・・と、ゲラゲラ爆笑しながら聴いていて、
この曲が始まって雷に打たれたようになりました。
曾我さんの甘い歌声もとっても素敵なんですが・・・
この中国民族楽器を使っての「それから」は、
あまりにも私のストライクゾーンど真ん中。
とはいえ、私も断言できるほどの自信はありませんが、
使われているのは、アルペジオを弾いているのは琵琶か月琴、
トレモロでの甘い音色は中国琴、
そして滑らかな音色は二胡というより京胡ではないかと。
中国のポップスや歌謡曲というのは、日本のそれとは違って、
ごく当たり前に民族楽器をアレンジに取り入れてくるのです。
末吉さんと同じ時期に中国にいた者としては、
こういう末吉さんの楽曲センスに大いに納得。
この「それから」自体もとても好きな曲で、
こんな素敵な中国アレンジをしてくださって感激しています。


【おまけ1・青春りっしんべん】三井ぱんと大村はん
関西ブルースっぽさが、この曲にこんなに合うとは思いませんでしたw
というか、そもそもこの曲のイメージとしては、
「青春時代のこっぱずかしい青い性」だと思うのですが、
意外にとっても上品な大人の「青春時代の回想」みたいになって。
えーっと。ある意味「カヴァー失敗」とも言えるのでしょうねww
もちろん褒め言葉としてです。綺麗に仕上がりすぎちゃった印象。
それだけに何度でも聴ける、人前で聞いても恥ずかしくない、
綺麗な青春ソングに生まれ変わったともいえるでしょう。


【おまけ2・坂出マイラブ】
よいしょお!
ファンキー末吉さんの門外不出(?)の名曲が21世紀に蘇りました。
先日の特別ライブで封印。もう二度と歌われないそうですし、
CDもこの初回特典のみだそうです。
いい味。なんか素敵。
ある意味今回の「メイン楽曲」ですので、多くは書きません。
よいしょお!

・・・おや?


閣下の「おしゃれな東京タワー」歌唱記念。
先日六本木ヒルズに行ってきたので撮ってきました。
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